ソケットビットとは

ソケットビットとは電動ドライバーやエアードライバー(インパクトドライバー)に取付けてボルトやナットの締付を行う先端工具(アタッチメント)です。
先端が凸形状のドライバービットとは違い、ボルトやナットが入るような穴が開いており、その穴形状は「6角」の穴が一般的です。
「ヘックスローブ」形状や、作業効率を上げるために「12角」又は特殊な6角形状の「SF」の穴が開いているタイプ、その他マグネットでボルトやナットを吸着させるタイプもあります。
ツールの軸部がφ4、φ5、HEX5、HEX6.35、HEX8など比較的低トルクのツールで使用されるため、ソケットビット自体も低トルクの締付に向いています。

ソケットビットはこんなところで使われています。

家庭: ソケットビットは、家具の組み立て、電子機器の修理、家庭用品の取付や修理などに使用されます。

自動車メンテナンス: 自動車のメンテナンスや修理作業において、ソケットビットは欠かせないツールです。さまざまな場面で使用されます。

コンピュータや電子機器: ソケットビットは、専門業者によるコンピュータや電子機器の分解や修理作業にも使用されます。

木工: 木工作業では、木製家具の組み立て、木製の構造物の建設、デッキやフェンスの製作、取り付けなどにソケットビットが使用されます。

産業用途: 工場などの製造現場では、ソケットビットが効率的な組み立てや取り外し作業に使用されます。製品の組み立て、機械のメンテナンス、電子部品の取り付けなどに使用されます。

ソケットビットの選び方

最適なソケットビットを選ぶためには、様々な要素を考慮する必要があります。

ボルトやナットの種類:使用するボルトやナットの形状に基づいて、対応するソケットビットを選びます。例えば、「6角」、「ヘックスローブ」など、それぞれの形状に適したソケットビットがあります。

サイズ:ボルトやナットのサイズに合った適切な六角2面幅サイズを選びます。一般的に2面幅はミリメートルのサイズ表記やインチサイズの表記もあります。正確なサイズを選ぶことで、ボルトやナットにぴったりとフィットし、摩耗や損傷を防ぐことができます。

ソケットビットの材質:ソケットビットの材質も重要な要素です。耐久性があり、適切なトルクを伝えるためには高品質な材料が必要です。多くのソケットビットメーカーは合金鋼を使用しています。

作業環境:特定の作業場所や狭いスペースでは、長さや形状が制限される場合があります。その場合は、ソケットビットの長さや形状が作業に適していることを確認しましょう。
具体的な使用目的や環境に合わせて適切な選択を行うことが大切です。

互換性:使用するツールと互換性があることを確認してください。一部のドライバーツールは特定の形状しか対応していない場合があります。

ソケットビットの寿命について

ソケットビットの寿命は、使用頻度や使用条件、環境によって異なります。

材質と品質:ソケットビットの材質と品質は、寿命に大きな影響を与えます。高品質な合金鋼などの耐久性のある材料で作られたソケットビットは、長持ちしやすくなります。品質の低いソケットビットは摩耗しやすく、破損や変形のリスクが高まります。

使用頻度:ソケットビットの使用頻度は、寿命に直接影響します。頻繁に使用される場合は、摩耗や変形が早く現れる可能性があります。定期的なメンテナンスやソケットビットの交換が必要になる場合があります。

使用条件:ソケットビットの使用条件も寿命に影響します。例えば、厳しい作業環境や高いトルクでの締付要求がある場合、ソケットビットはより早く摩耗する可能性があります。また、ソケットビットが錆びて腐食している場合も、寿命が短くなる可能性があります。

一般的な目安としては、定期的な目視検査によって、ソケットビットの状態を確認することが重要です。以下のサインが見られる場合、ソケットビットの交換が必要な場合があります。

・ソケットビットに摩耗や変形、亀裂が見られる
・ドライバーツールとの接続部分に緩みや変形が見られる

正しく使用する:ソケットビットを正しく使用することも寿命を延ばすために重要です。適切なソケットビットサイズと形状を選び、ボルトやナットに適切なトルクをかけるようにしましょう。無理な力をかけたり、ボルトやナットに適合しないソケットビットを使用することは、ソケットビットや作業対象の損傷の原因になります。

ソケットビットのお手入れ方法

ソケットビットの適切なお手入れは、寿命を延ばし、正確な作業を確保するために重要です。以下に、ソケットビットのお手入れ方法をいくつかご紹介します。

清掃: 使用後は、ソケットビットを綺麗に清掃することが重要です。ボルトやナットの異物や汚れが付着している場合は、柔らかい布やブラシで優しく取り除きます。

錆の予防: ソケットビットが錆びないように予防が必要です。使用後は、湿気の多い場所や水にさらされることを避けるようにしましょう。必要に応じて、錆防止スプレーなどの製品を使用することも考慮してください。

これらのお手入れ方法を遵守することで、ソケットビットの寿命を延ばし、正確な作業を確保することができます。定期的なお手入れと点検を行い、ソケットビットが劣化したり損傷したりしていないかを確認することも重要です。

LINE UP

自動車、家電、スマホなど様々な製造現場で行われる「組立て作業」。
BiXは「締める」を支える製品を作っています。

ドライバービット

ドライバービット

ソケットビット

ソケットビット

インパクトソケット

インパクトソケット

防振ソケット

防振ソケット

スタンプソケット

スタンプソケット

一般向け販売製品